Woven Concrete & Gathered Black — 素材の探求

Woven Concrete & Gathered Black — 素材の探求






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côte&cielは、素材を造形の起点として捉えた新たなエディトリアルを公開します。本シリーズでは、単なるシルエットの追求にとどまらず、素材そのものに焦点を当てました。素材の質感や構造、そしてその扱い方が、実際に身に纏った際のシルエットや体験をいかに変えるかを探求しています。
今回のコレクションの核となるのは、「 Woven Concrete 」と「Gathered Black 」という2つの対照的なファブリックシリーズです。これらは共に、大胆な素材実験と彫刻的な思考が際立ったミッドセンチュリー・デザインの系譜を汲んでいます。 アルネ・ヤコブセンやガエタノ・ペッシェといったデザイナーたちは、家具を単なる道具ではなく、身体・素材・環境の関係を再定義する「造形物」として捉えていました。その建築的なアプローチは、現在のcôte&cielのデザイン哲学にも深く反映されています。
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Woven Concrete 」は、こうした建築的な明快さを体現しています。ヤコブセンの代表作「エッグチェア」に着想を得たこの生地は、構造的な強固さと柔らかさを両立させており、フォルムを美しく維持しながらも、身体の動きにしなやかに呼応します。 対照的に、「Gathered Black 」はより情緒的で豊かな表情を持たせています。ペッシェの「シャドウチェア」にインスパイアされた、繊細なギャザーを寄せたナイロン素材は、層を成すテクスチャーと奥行きを生み出し、光の当たり方で刻々と表情を変えていきます。

エディトリアル全体を通じて、これら2つの素材は静かに響き合っています。一方が「彫刻的な精密さ」を語れば、もう一方は「生き物のような有機的な動き」を伝えます。これらが一体となることで、素材が単に物を形作るだけでなく、それを「身に纏う時間や体験そのものをデザインする」という、côte&cielの揺るぎないテーマを提示しています。